エコロジーの思想が世間に浸透する以前の1980年代後半から、ウィルクハーンはすでに、「サステナブルなプロダクトデザインとは何か」を定義づけていました。世間一般の水準よりはるかに厳しい環境基準を自らに課し、それをクリアすることを、自分たちの「あたりまえ」としてきました。
そのウィルクハーンのハイレベルな「あたりまえ」をはるかに超える(beYONd the orDinAry)、先進的なサステナビリティを凝集して生まれたのが、マルチパーパスチェア「Yonda」です。
マルチパーパスチェア Yondaでは、シートシェルに用いられたリサイクル・バイオコンポジットはじめ、全ての原材料が厳選されています。そして、「生産のために消費した環境資源以上の価値をユーザーにもたらすことが、真のサステナビリティである」というモットーに従い、材料選定と同じ熱量で、耐久性・座り心地・見た目の美しさの追及がなされています。
そんなYondaのコンセプトをラウンジチェアに表現したプロダクトが、Yonda Loungeです。
シートシェルの芯材の材料には、ABSが用いられています。ABSがもつ柔軟性の高さ・加工性の良さといったすぐれた物性が、Yonda Loungeのクリスプなフォルムと快適な座り心地を生みだしています。また、ABSは自動車や家電製品、住宅用建材、子供用玩具と広く使用される素材だけに、リサイクル・プロセスの確立が早くからなされ、高いリサイクル率を誇ります。Yonda Loungeのシートシェルに用いられているABSも100%リサイクル材からつくられています。さらに、製品寿命の終わりには、100%リサイクルすることができます。
スチールロッド製のスキッドベース、FSC認証材を用い、表面仕上に天然オイルを用いたウッドレッグ、アルミ製の回転ベース(グライドベース)の3種類のバリエーションがあります。
足置きとしても、補佐的なスツールとしても使えるオットマンは、脚まわりの意匠が同じスキッドベースだけでなく、ウッドレッグ、グライドベースのラウンジチェアとのコンビネーション使用もおすすめです。